自分

ゆっきゅんオフィシャルブログだよ

 

一昨年、全くわからなかった、自分のことが。どんな性格で、何が得意で、何がやりたいのか。好きなことはあった、好きなものならあった、好きな人がいた。理由も原因も知らなかった。そんなこともわからないから、物事が自分にとって何の意味を持っているのかわからなくて、己一人に感情を説明することもできない。自分がわからないから、何も知られない。そのまま生きてゆくことへの不安ばかり募っていた。発言が、許されない。去年ある時に天地入れ替わるくらいの本当が私を撃ち抜いて、感情と向き合うことを強いられた。他者を鏡にして、私の姿が映る。その方法でしか見えない顔があった。少しずつ心の輪郭に触れる。中身、欲望の醜さに引いた。先月だったか、「ゆっきゅんさんて普段何考えてるんですか」と聞かれてほえ〜としばらく考えて「欲望のこととか…」と言った。欲張りな私はいつも考えているのだった、本当に欲しているものは何なのか、その人に何を求めてしまっているのか、何故なのか、どの過去のせいで。譲れない固有のものだから。でも今だってわからないことばかりで、だからずっと考えている。呆れるほどに自分だけの欲望と素直に真摯に残酷に向き合っている人が好きだ。どうしようもない部分をどうしようもないと認める。言ってしまえばそうじゃない人は好きじゃないな、つまり自分の過去みたいでみていられないということだが。他人の欲望に身を委ねてはならない。本当に壁ドン(まだ死語じゃないよね)されたいか。ああ、本当に壁ドンされたかった人がいただろうにな。

 

ということで、セクシャルビンゴ大会の時にお客さんもぴろよさんもしずちゃんも自分だけのセクシャルポイントを楽しく発表していてみんな自分の欲望に正面から向き合っててほんとすこって思ったし全員好きと言いたかった、超楽しかったなーって話。

 

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ゆっきゅんが選んだミスiDソング10

ミスiDとなんだか共鳴を感じる10曲を勝手に選びました、もともと大好きな歌です。長くなってしまいましたがいい曲ばかりなのでぜひ読んで聞いてください。

 

私のすごい方法 / 松浦亜弥

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ミスiDはアイドルオーディションだけど、こういう人を探しているというのがないと思う。過去にミスiDになった人、のような人を求めて続けられているオーディションではない。「新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子」を探すのだから、誰かのようにやったって、すぐにバレる。審査員はめちゃくちゃシビア。むしろ、自分だけの道を進んでいる(しかできない)女の子を肯定していくオーディションがミスiDなんだと信じてる。

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「私のすごい方法」は松浦亜弥さんの1stアルバム『ファーストKISS』に収録されている楽曲。アイドルだとか女子高生だとか大勢の中のひとりにされてしまって、今自分がここにいることは叫ばないと誰も気づいてくれない。その叫びの集合がミスiDだから、たとえば自己PR動画をたくさん見るのは、疲れる。つんくさんは「私の人生は私のもの」というメッセージを何度も書いてくれていて、まさにこの曲がそれ。まだ若いけど人生を自分なりに生きてきて、経験してきたことひとつひとつを大切にして、私なりのすごい方法を見つけて人生を進んでいきたいってことだよ。だって、私の人生だもん。ほぼ歌詞の引用になってしまった。迷ってグラついてきたら心を落ち着かせてこの歌を聴きます。

 

SURREAL

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イントロ聴くだけで、人生で一番好きだよー!ってちゃんと考えずに言いたくなります。浜崎あゆみさんが好きです。「背負う覚悟の分だけ 可能性を手にしてる」ミスiDの応募はものすごく気軽にできるので、人前に出るという覚悟、続けていく覚悟がなくたって参加できるけど、覚悟がある人しか残っていけないと思う、Twitterなら話は別だが。「どこにもない場所で 私は私のままで立ってるよ ねえ君は君のままでいてね いつまでも君でいてほしい」とラストサビ 崖で一人、あゆは叫ぶ。どれだけ探したって私たちには居場所なんてないもので、そこの女の子、あってないような言葉の中に入れたとてなんの安心も得られないだろう。浜崎さんの歌をこういう歌を聴くと「クゥ~」となって、自分も自分なりのそんな孤独に立ちたいって思う。15年以上この歌を歌っていられる強さよ。無人島に持っていくCDって聞かれたら困るけど無人島に持っていきたい1曲ならこれだな、PVごっこもできる。

 

隣人に光が差すとき / 安藤裕子

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自分よりかわいい娘は、いるよね。面白い人も、いくらでもいる。ライバルいやライバルともいえない私の勝手な憧れと劣等感。あの人の輝きには到底追いつけないだろうし、あの光が私に差すことはきっとないのだろうと絶望する、途方に暮れる。他人の輝く姿と自分のやるせなさで心がぽきっとおれてしまいそうなときに聴いていた。「アナタニナリタイコレジャタリナイ」追いかけてるだけじゃ、ダメだったみたい。

 

誰でもロンリー / YUKI

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「楽しそうに笑って誰でもロンリー」というキャッチーなフレーズがこの曲のすべて。いつも楽しそうなあの子だって笑顔のアイドルだって誰だってそれぞれの孤独を抱えて生きているということが、ダンスチューンとしてできるだけフラットにうたわれている。ロンリーってことが、悲しみとして描かれない。アイドルは奈落から這い上がるし、Shall we dance?はめまいが大前提で、ダンシングクイーンはダサい。大切なものもわかりやすくかたどられてしまうけれど、もっと曖昧なところに本当があるってこと。しっちゃかめっちゃかな現実を肯定する愛を感じる。一筋縄でいかないこの世界を時に踊って生きていくしなやかに強くやさしいうた。奈落から這い上がったあなたは誰かのアイドル。

 

人は歌をうたいます / 未映子 

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今は文筆家として活動する川上未映子さんの歌手時代の名盤『頭の中の世界と結婚』から「人は歌をうたいます」。動画がないけどApple MusicとかiTunesには入ってるみたいだから聴いてみてね。「儚いから生きるのよ 叫ぶのよ 歌うのよ 映すのよ 求めるの 歌うのよ」って歌詞があって、ああ人間のこの、感情に基づいてる行動なんてどれも儚くてそのどれもがまるでアイドルのようにも思えてくる。「そしてあなたはあなたの声であなたの歌を歌うのよ そしてあなたはあなたの声であなたの歌を生きるのよ」言うまでもないですが歌だけの話ではなくあなたの人生をあなた自身の生き方で生きるのよということで、この歌もミスiDです。

 

主演の女 / 椎名林檎

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動画は4分くらいから。

 

「隣人に光が差すとき」のアンサーソングかな?激マブオンナが誰にも立てないステージの上で誇り高く歌っている。去年自分が作った写真集の、ウェディングドレスの撮影に向かうときずっとこれをゆっきゅんの歌だ…って聴いて来ましたってデザイナーに言われた思い出がある、おこがましいけど。鼓舞するときに聴きます。私のすごい方法をもう手に入れた人が歌える強い歌。どのフレーズも最高なんだけどやっぱり最後の「何故ならほら人生の主役はあたし」からの「最優秀賞受賞」というのが痺れる。自分の最優秀賞、受賞させ続けられる人生送りたい。

 

 

---ここから傾向が変わります---

 

 

愛してる.com / 大森靖子

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ミスiDへというよりも、アイドルを推すときの気持ち、これですよね。「君のおススメに面白いものはひとつもなかった」とはじめて聞いたとき、あーーーーとうとう言ってしまった!!!!!!!!シーーッ!!!それ!ひみつにしてたのに!!!!!!!って叫んだ。アイドルの私服はダサくて、ブログはおもしろくなくて、そういうのが最高だよね。キラキラした目でつまんない話一生してほしい。自分と交わらないから。

 

世界で一番孤独なLover / 乃木坂46

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ぼくの理想のラブソングは世界で一番孤独なLoverとパーフェクトスターパーフェクトスタイルかな、って言ったら友達に幸せになることを諦めないでいいと思うって言われました。もしも自分が黒宮れいちゃんにガチ恋しているオタクだったとしたら、このくらいのポエムや妄想を毎秒爆音で自分の中だけで響かせる姿勢で生きていたいなって思って選びました。「そんなに優しい言葉を口にしないで いつだってクールなあなたらしくない」「もっと冷たい孤独をくれればいい」とか言いたいですね。あと「どんな多くの人にそれなりに愛されるよりもたったひとりの大事な人に愛されたかった」をアイドルが歌うことの妙、こういうのはたまらないです。

 

 

This is Love / 宇多田ヒカル

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告白になりますが、ぼくは予期せぬ愛に自由奪われたいです。そういった方法で推しを見つけたいとは思いませんか?一目でわかったの、そうライブの一曲目でもうわかるんです、もう戻れない。とっくに自由は奪われている。イントロは愛の血流が始まったゴングのようなものです。オタクの歌として聞くには断片的なことしか言えないですが「もう済んだことと決めつけて損したことあなたにもありませんか?」の部分は他界への後悔のようにも聞こえるのであった。

 

 

・痛いよ / 清竜人

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・ひさつねあゆみさん(説明省きます)

・ちなみにゆっきゅんがこれを歌うと、セクシーです

 

 

 

総論

自分なりの生き方を肯定してくれるオーディションという見方でミスiDを意識したのですが、だんだん、「生き方を他人に評価されるって何事であろうか」という気持ちになってきました。

ぼくがミスiDを受けたのは

 

ブログの書き方ならば忘れてしまった、お久しぶりです。今更すぎるようなこと、けれども遅すぎるということはないだろうってことにして。似たようなことは何回も書いてるけど、終わってしまう前に、始まってしまう前に、書いとこ。

 

ミスiDに応募したのは今年が初めてではない。2014年の春に大学進学で上京したぼくは、アイドルや芸術を見るために東京に来たのだけど、上京即、自分もしかしてアイドルをやりたいかもしれないと思いはじめていた。そんなときにミスiD2015というオーディションを知った。審査員は好きな人ばかりだった。何をどうしていいのかもわからぬまま、何かを他人に期待して応募した。男がミスiDって面白いでしょ、くらいの甘えだった。見つけてくださいと無邪気に思っていた。もちろん書類で落ちて、男だから落ちたのだと決めつけて、そんなもんかよつまらないと思った。

 

昨年のミスiD2016は、出さなかったし、見れなかった。去年落ちた(というか、誰の目にも留まっていない!)ぼくがミスiDツイートをしたら負けだという意識があった。ゆっきゅんがただのミスiDウォッチャーになるのは自分の中ではダサいと思っていた。これはただの嫉妬で、特定の誰にということではなく「女性というだけの価値だけで」と思っていた。

 

さて今年は何で応募してしまったか。

ぼくは2014年ミスiDに落ちたくらいの夏からゆっきゅん活動を開始した。女の子のアイドルに憧れていたけど男だからオーディションには受からないし、男性が活躍する場所は自分が輝ける舞台とは思えなかったし、誰の言う通りにもできないから、1人で活動してきた。仕事の依頼なんて滅多にこない。自分がやらなくてはいけないこととして個展をしたりした。昨年末には美しさを説得力にしたかった最高のセルフストーリー写真集「夢じゃない」を発表して達成感もあった。しかし今年の春は、正直行き詰っていた。ライブもやりたいモデルもやりたい演技もしてみたいアイコンになりたい、なんかじわじわ知られてたりするけど仕事も予定もほとんどなかった。

2月だったか、AKBのドキュメンタリー映画を見たことがあった。前田敦子さんがステージ裏で過呼吸になって倒れているのに「あと20秒でステージ出るよ、行けるよー」と言われてフライングゲットのセンターで歌っていた。どう見ても地獄だった。前田敦子さんの美しさなんて、過呼吸フライングゲットをしないと手に入れられないものなのだと思った。芸術作品を全て自分に引き寄せて鑑賞してしまうぼくのことですから、この苦しみを経験できないことのやりきれなさを思った。ゆっきゅん、活動に、苦しみが、ない説。今まで誰とも比べられてこなかったし、ゆっきゅんはまあゆっきゅんだからという感じでしょう。このままではガラパゴス、数少ないファンの皆さまに支えられ、細々と何年も続いてしまう。それでは困る、社会にでないと、いけないんです。

何者にでもなれる黒髪をやめて金髪王子様になり、やっとオリジナル曲を作ることにしたそんなときに現れたのがミスiD2017だった。なんだか、今年なら行ける気がした。2年前の自分とは違うから。男がミスiDwww以上の面白さが自分にはちゃんとある。ミスiDに出てなにかになろうというのではなく、今自分のやっていることをミスiDを通して多くの人に知ってほしい。もっと自分と戦いたい。ぼくは自分がやりたいようにやることで救える人がいると思ってしまっているし、まだまだ見えないところに自分を探している人がいると信じている。ゆっきゅんを探していた人に会えたらいい、その場所として、ミスiDは間違っていないだろうと思った。

ミスコンという概念自体や、一方的な「きみはアイドル」というまなざしの無自覚さには疑念を抱かざるを得なかったのも事実だ。自身が男性であることに自覚的になっていけばいくほど、女の子可愛い!という感情にさえ罪を感じてしまうでしょ。男性のぼくがミスiDにもし通ったなら、それは「女性であるという価値」を無視したことになるわけで、女の子にとっても甘えてられないマジのミスiDが始まってくれるんじゃないかなという希望があった。神木隆之介佐野ひなこと付き合っていると聞いて「俺がミスiDグランプリにならないといけない」と強く思った。もう一度言う、神木隆之介佐野ひなこと付き合っていると聞いて「俺がミスiDグランプリにならないといけない」と強く思ったのだ。

 

そうして書類通過したとき、2年前に落ちたのは性別のせいではなかったと思ったし、今年通ったのも性別のおかげではないと思った。「ゆっきゅんは書類の写真が美しかったので迷わず通しました」って言ってくれた。ミスiDに応募したのは間違いではなかったよね。

山の向こうの海に言い伝えられる神話があり、それを信じる子どもがいた。

8/8

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今年1番気合の入った撮影だったかもしれない。去年は高校時代の制服を着て海へ行き、ノスタルジーを作った。あの頃のぼくは男子高校生になりたかった。写っていたのはきっと誰にとっても自分自身の、自分だけの話だった。今年も海に行こう、去年とは違う海と自分が見たいけどどうしようかと考えていたところで苅澤さりかさんのブランドwhitelillyのお洋服を貸していただけることに(ありがとうございます)。お洋服のインスピレーション、海、夏、自分、ミスiDなどを関連づけて撮影のイメージを膨らませていく。ベボベPERFECT BLUEが見る宇多田ヒカルのBeautiful Worldで、そしてこの星で生き残るのだな、などと思っていた。撮影の村社さんに加えてゆっきゅんのもはや何でも屋さん(ありがとうございます)をしてくれているハルヒちゃんも来てくれることになりアーアー楽しみ、遠足前日の子ども朝5時就寝。

渋谷に集合、絶対に今まで以上のものを残すって意思が強い人しかいないので良い。昨年の思い出話を終え、海に着いて衣装に腕を通すと、強くなれた気がして、しかしそれは変身ではなく自分自身のままであるというのが嬉しかった。さりかさんの魂の祈りのようなものを身体に帯びる感覚。

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海には浜辺のイメージしか抱いてなかったけれど、でけえ岩があって草原があってキタなコレと思う。海は澄んでいた。撮影が始まると何よりも図像が強く、設定とかよりも皆「そこに在る美しいものをよっしゃ撮る」のモードに入っていたようだった。土曜の死にてえの気持ちも数分前の化粧ノリが悪いマージで無理ヤダアの気持ちも海に流れて寄せては返す快楽の波、全能感の高波よ。どこまでもお姫様でごめんなさい。アスレチックを避けて生きてきたから子どもの頃に木登りだってしたことないのに気づけば裸足でゴツゴツ(痛いよ)の一番高い岩の上に立っている。全て最高だと思った、これがしたくて生きてるんだと思った。親指から血が出ていたのも気付かないまま、もう撮れたのに、太陽の沈み出した空と海を眺めていた。

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うまく撮れなかったけど日の入り目前、撮影も終盤となった頃に空がオレンジ ピンク 紫 水色 になってたのに感動して「見て!空がオレンジピンク紫水色、たくさんの色があって海もピンクですごい、これすごいよねえねえねえ」って言ったら「小学生かよ😅」と言われたけど、小学生ばりの純を手に入れられるほど大変に筆舌に尽くしがたい世界の様子であり、「あゆは空が綺麗すぎてつらいみたいなのよく歌ってきたけどこーれーのーこーとー?」って感じだったな。

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タイ人のいないタイ料理オシャカフェで写真を見ての自画自賛の戯れ言
・山の向こうの海に言い伝えられる神話があり、それを信じる子どもがいた。そんなの作り話だよと笑われた少年は家出して長時間歩いて伝説の岬へ向かうのだった。この時間、あのひとは現れるはずだ、どこかに舞い降りているはずなのだ。このあたりに、、あ、!?少年は言葉を失う。勇気を出して声をかける。「あの、あなたですよね…きっとあなたですよね?」に振り返った時の写真かよ〜w
・海・金髪・神ってこれ菅田将暉派とゆっきゅん派に別れるのでは…?
・民主を導く勝利の女神?ジグソーパズル化っていくらでできる?
・SURREALのMV…?
・空と太陽と俺と海がひとつになってる…?
・地球?
・ただの美人

過言だよ!

(ハルヒちゃんの写真少し届いた)
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お疲れ様〜でそのままぴろよ邸で八丈島装飾のためのキルトの仕上げ作業を手伝う。すごいよ、マジックミラーみたいなブラックホール。一部からは邪悪なもやが可視化されてるのかってくらい出てる。ここに大森さんが立つって、私たち、耐えられるかな。

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キルト完成して、公園でおにぎり食べて肉食べてアイス食べて、積極的に夏の思い出作っていってるなと思った。もうみんな大人だけど。



ハルヒちゃんが撮ってくれた方の写真少し届いた♡


おわり

#ゆっきゅんミスiD2017日記 6/21-27

セミセミファイナリスト時代の日々の記録です。

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6/21

最寄りの改札まで急いで、財布を忘れたと気づき、ゆっくりと家まで戻り、ゆっくりと大学へ向かったので、出席やめて映画を見た。

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万田邦敏『接吻』(2007)。なんの楽しみもなく生きていた女性会社員(小池栄子)が、テレビニュースで見つけた殺人鬼(豊川悦司)の表情に強烈に惹かれ、接近していく。彼の気持ちをわかってあげられるのは私しかいなくて、私の気持ちをわかってくれるのは彼しかいないという確信があった。私はあなただから、あなたも私になってほしかった。しかし彼らが言葉を交わす面会室にはいつだって一枚のガラスによる隔たりがあった。彼女と彼はひとつにはならない、そう宣告された。その絶望と怒りは、隔たりのない一つの空間で出会うこととなった衝撃(と評される)のラストシーンへとつながっていく。恋って障壁なしには成り立たなくて、壁取っ払ったら、死ぬんだ。

小手鞠るいを読んで鬱になったという理由で授業に出なかった友人とカラオケへ行き、「男」「十戒」「好き 好き 好き」を歌った。

 

6/22

夜になるまでなんにもできず、今日はこれをやったというのがなく一日が終わることへの恐怖から、レイトショーへ向かう。黒沢清監督の新作『クリーピー』を見た。元刑事の犯罪心理学者・高倉(西島秀俊)と妻・康子(竹内結子)が新居に引っ越してきたら、隣人の西野(香川照之)とその娘らしき女の子の感じがなんかめちゃ不審で、高倉は未解決の一家殺人事件を調べていく中で西野絶対これやばいのでは?となっていく、サスペンスというかもはやホラーだった。初登場シーンからサイコパス西野が怖すぎて、その庭に吹き抜ける風は不穏で不吉、全ての悪夢の予兆だった。途中から普通にただずっと怯えていた。主婦の言葉にならない鬱憤をミキサー(グリーンスムージーですか?)のゴリゴリ音に委ねているのが、よかったな。

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そのあと、深夜のファミレスで溺れるナイフを読んだ。11月に公開される映画溺れるナイフは山戸結希監督作品でありなおかつ小松菜奈さん菅田将暉さんなおかつジョージ朝倉さんが原作という、夢のような事件なのだけど、実は溺れるナイフ最後まで読んでいなくてやっと読んだ。恋の海に突き落とされたが最後、君は永遠に抗えない光で、全てだった。どうしたって痛みが残る。大森靖子さんの歌を聞きながら読んだら親和性高かかった。パーティードレスとか

 

6/23

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朝から自分のせいで最悪の気分だったところ、デザイナーハルヒちゃんと新宿の純喫茶らんぶるで近況を報告し合って撮影することによって元気になったが、電車に乗っていたら最悪に引き戻され、もうダメだとなり、目的地黄金町駅に到着即ノートにボールペンで殴り書いた「2016年6月23日の最悪構成要素」は30を超えていた。読み返すと構成要素(18)リュックの中身が出しづらい に打消線が引かれているけど全く記憶にない。ていうか最悪が弱い。

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もうダメだってなるたびにiPhoneのメモか手書きのメモに今自分が抱えていることを全部書く。ぼくがもうダメだのときはもうダメなことが重なっていたり散らばっていたり、とにかく多く存在していて、何かよくわからないまま大きなダメだを背負っても、進まない。得体の知れない不安こそ怖いから、ひとつひとつを見る。それだけでも心が少し整理されて前を向ける感じがする。

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沈んだ気分はナルコちゃんに会って全回復した。個展会場のメンテナンスを手伝い、しばらく歩いて坂を上るとヤギがいた。ヤギの散歩をして、またかなり歩いて馬車道の紅茶専門店サモアールに行った。なじみのない土地で何十分も歩き、身体が疲れたのが超よかった。ちなみにはじめて散歩した動物がヤギです。

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6/24


海と映画と恋人たちの関係を思索するにあたり、再び見たくなったのは呉美保『そこのみにて光輝く』。池脇千鶴が好き、ジョゼもきみはいい子も。この作品では幸せなんてとっくに諦めた女性の瞳、身体、髪の毛一本一本の美しさと重みに唸る。

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恋人たちが海に投げ込まれるシーンになぜこんなにも強く心を掴まれるのかといえば、それが映画の喜びそのものだからだろう。映画の魅力の一つとして、カメラを回せば人間の作為を超えたものがどうしても映ってしまうということがある。海を操ることなんて誰にもできない。それは絶えず回り続ける世界への愛であり、意識の解放、肯定である。海に浮かぶ綾野剛池脇千鶴はすがるようにキスをする。自分の力ではどうにもできない苦しみを抱えて生きている二人が、人間の支配を超えた場所に身体を浮かべて愛を求めるというのは、この作品の象徴ではないか。絶望に次ぐ絶望に差せる光は、愛しかないのだった。死にたくなったらこの映画を見よう。

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6/25

シャンソン歌手のような恰好をして、「シバノソウ×さぃもん×ゆっきゅんの不思議な夜」へ向かう。高円寺のマカロニックという洋服屋兼バーで一日店長をさせてもらった。ミスiDの話になり、色んな人から色んな話を聞いて思ったのは、狭い話にしたくないなということだった。クラスで一番頭がよかったあの子は、クラスで一番になることを目指していなかった。大学生だからできることなんて、今すぐやめなさい。ミスiDの中で物事を考えるのは、ぼくは危険だと思った。「レヴィナス、あなたのまっさらな頬を傷つけるのは私でありたい」と述べた山戸結希監督のようでありたい。意識だけでも、宇宙まで突き抜けていたい。

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6/26

母親が東京に来たのに、小中学生ラップユニットのライブへ向かっていた。あー可愛い。その後母親に会って、『きみはいい子』という映画を薦めた。小学生と、小学校教師と、虐待をしてしまう母親と、アスペルガーの子どもを持つ母親のそれぞれの孤独を丁寧に描いた映画だ。母親は自分の事を話さないから、すべての苦しみをわかってあげることなんてできないけど、つらいことがあるのはわかる。それを1人で抱えることが正しいのだと思っているのもわかる。そんなことないのに自分はダメな人間だと思い続けている。誰だって抱きしめられたいときがあって、肯定してくれる人がいれば大丈夫なときがあって、でもそういう話できないから映画薦めといた。見てくれるといいな、あと自分のグッズあげた。

 

6/27

アイドルを見るとこんなに感情が動いて、相手も人間なのに、人間関係が成り立たないから楽なんだなと、自分で言って悲しくなった。


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おしまい

#ゆっきゅんミスiD2017日記 6/14-6/20

二次審査を終えてセミファイナリストの発表を待つだけの私の特にミスiD関連のことは何もなかった一週間の記録だ。しかも当日に書いてない。

 

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6/14

全然小説を読まずに21年生きてきてしまったなという思いがあり、後悔というわけではないし今から読めばいいのだが、子どもの頃児童文学に親しんでいた人って共通の世界に対する純粋さみたいなものがあると感じていて、当然僕にはないもので、それは読んでいたから身についたものではなく先天的にその心があるから親しんでいたということなのかもしれないけれども、なんだか少し憧れてしまうのだった。他人に憧れている場合ではないのに。恋愛小説の文庫本を購入した。

6/15

アルバイト先に届いたananの占い特集を読む。占いはトークテーマとして楽しむ/人生相談くらいに考えているのですぐ忘れる。10パターンくらいある占いをすべて試してみて、星座占いなどよりも生年月日を足したり引いたりして見づらい表で数字を導き出した占いのほうが、当たってると思える確率が高かったのは、少しでも手間をかけたからでしょうか。鏡リュウジの「日付+いま思い浮かぶ数字」という占いでは女神から”欲しいものは戦わずして得られない”というメッセージが届いた。ミスiDに応募したこと、女神にバレている。女神曰く今まさに攻め時だそうですので、がんばらせてください

6/16

友人のペニスアーティスト、増田ぴろよさんとともに別冊根本宗子 第5号「バー公演じゃないです。」を見に行った。根本さんの演劇は、ぼくたちの身に覚えのある笑えない話をエンターテインメントに昇華してくれるのがすごいところだ。今回の公演だって何度も声を出して笑ったけれど、あ、これ、笑えな…ハ、ハハともなった。時が経ち、環境が変わり、それでもつきまとってくるのは自分の罪の記憶。誰に何を言われなくても自分のことを許さない(と思い込んでいる)人物が自分を嘲笑う姿が、自分よりも輝いている姿が目に浮かんでしまう。自分の過去が他人の人生に影響を与えている、あいつは今も自分の事を考えているなどと思うのは、全く自意識過剰である。ひどく共感する。ずっと苦しめられてきた主人公は、遠い記憶からどんどん離れて自分の中で作り上げられたその人物に謝りたいと望む。何のためかといえば自分のためだ。そうだ、謝罪はいつだって自分を許すための行動であった。結局その人物は自分の想像でしかなく、現実とはまるで異なるものということが発覚し、笑えるラストが待っていた。ありがとうございました。

6/17

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ファンレターなんて書いた事がない。読む専門だった。読むのは大好きです、全て保管しています、読み返しています、いつもありがとう。しかし自分のことを知らない人に向けてその人への思いを書くということ、それは手紙に記した言葉でしか自分を知られ得ないということ。この度相手は子どもですから、ポエムを書いても仕方がありません。ていうか体育しか好きじゃない小4が読める漢字って一体どこまで?なにも書けないまま、ドトールは閉店時間を迎えていた。

6/18

応援させていただいている男の子たちの大事なライブが開催されるので早起きして渋谷へ。小学生を見て可愛いと言っている地点は安全で、かっこいいと思いだしたら試合開始。全敗のぼくを笑い飛ばしてください。ところで、歌って踊る男の子たちを応援するのは自分にとって愛のレッスンである。昨年、ある若手俳優に執着し、理想像を作って自分と重ね、狂った夢を見ていた。その夢が現実ではないということに気づいたとき、心は崩れた。あまりにも勝手だった。幻滅という心の反応はもうしたくないの(実は超楽しいけど…)。はあ、本当に好きだったのは君自身ではなく、自分の中の君でした。大変失礼いたしました。そんなわけでぼくは今後、人が、その人自身であることを、そのまま応援するということをしていきたい。自分以外への愛の存在があるか、あるいは生まれていくのか。しかしながらその対象がアイドルでしかないという点が、ぼくの弱さなのでした。ライブは一挙一動が最高でした。

6/19

理性がない。理性がない。昨日のライブに出ていて初めて見て好きになってしまった別のグループのイベントがあり、疲れたし寝坊するだろうし軽率すぎるから行かないと思っていたのに間に合う時間に起きてしまったぼく、千葉県に到着していた。中学二年生、男の別れ道に立った美しい君は「右の前の方で見てくれてましたよね」と言った。まさか、ぼくが金髪にした意味はここにあったのか。金髪であること自体が認知厨のようで恥ずかしい気持ちになったが、ありがたくひれ伏した。写真を撮るとき、どうかハートマークを作らないでほしい、心臓を象らないでほしい、やめて、人類皆の心拍が止まる。

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先週ミスiD審査で緊張していたから、大事な箍が外れてしまったような今週、解放にもほどがある週末。ありあまる生命力をもって、ベッド・インさんのワンマン○おギグへ向かった。ベッド・インさんはすげえ躁の力がある。全ての発言が面白い。かっこいい音しか鳴らさない。かっこよすぎる。誰よりも本人たちが楽しくてやっているというのが最高。何年も活動をしていらっしゃるのに、ぼくの大好きな「期間限定スペシャルユニット感」が永遠に持続している。幸せ。いつか共演できるようにがんばりたい。

6/20

浜崎あゆみさんの新曲『FLOWER』のMV Short versionが公開されていた。「目を閉じて浮かんだのは これまでの歩んだ道」という歌い出しに痺れる。まじか、J-POPにおいて目を閉じて浮かぶのは愛する君の姿じゃねえのかよ。これは私の体感でしかないが、浜崎さんの書く詞に確かな体温を感じるのは自分を語るときだけだ。君への思いを語るよりも、自己をひたすらに内省するとき、彼女の言葉は宝石になる。君=僕の場合もかなりあるので要注意。「花になって棘を持って枯れて散って朽ち果てたい 拾わないで離れてって忘れてって」「鳥になって風に乗ってあの場所を目指したい 痛みもない愛もない向こう側へ」と、サビで歌われる叫びを聞いて、ついに死にたいが出た、と思った。浜崎さんが限界なんてとっくに超えていること、それでも死なない、死ねないことを僕たちは知っている。浜崎さんのことを思うと語りが祈りに近づいてしまうね。今日も美しくてかっこいいです。

 

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#ゆっきゅんミスiD2017日記 6/7-6/13

 
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↓これ二次審査の撮影前の顔がヤバめの自撮り、フリルが裏向きすぎて は?こっちを向いて好きだと言ってくれないと死んじゃうもんねという感じになってこの10秒後に僕とスタッフさん2人は両面テープでフリルを固定します。ありがとうございました。
 
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6/7 

詳細の書類が届く。緊張する。(ちなみに僕はどのステージも毎回ものすごく緊張するし不安) いま書類通過で今週二次審査でセミファイナリストの発表が来月なら今月は何をして過ごすんだろう 先は長い、できるだけ長く。
 
6/8
特集上映ロメールと女たち、「クレールの膝」を楽しめない。ひとたびフェミニズム的な視点を得ると、純粋には楽しめなくなる映画があり、それは構造の真理が見えるようになったというだけのことなのだが、しかしながら名作とされる映画には必ずどこかに評価され続ける理由があるのであって、拒絶で終わらせてしまうことには貧しさを感じるので、男性中心に描かれた映画の愉しみについてどう折り合いをつけていくかというのが今後の課題だ。対して男性の一人称で描かれない「海辺のポーリーヌ」は超面白いと思えたから、ロメールの問題ではなく、男性の一人称で自分優位に描かれることが男性優位の印象となり私に届いているだけなのかもしれない。
 

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海辺のポーリーヌ」はノルマンディーに避暑に訪れたポーリーヌといとこの美女マリオン、そして海辺で出会った男たちとの数日間の恋愛騒動を描く。記憶。
 
エリックロメール監督はバカンス映画ばかり撮っている。映画が夢であるなら、最も相応しいのはバカンスのロマンスではないか。夏休みが終わるように、夏の恋は終わる。海辺で始まる恋を安心して見られるのは、きっと終わりに向かうだけだと始めからわかっているからだよ。ああ、J-POPにも君の心にもたしかに「あの夏」がありましたね。中学生の夏休みの宿題です。あの夏から帰ってきた君の顔を忘れない。
 
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6/9
映画評論家の先生が写真集「夢じゃない」を購入してくださって、写真家と二人で感想を聞いた。生きづらさを表現しているのでもなく、ただ面白がってやっているわけでもないのが良いと言ってくれた。辛辣なことも結構言われたのが有難かった。僕は芸術家ではなく、作品と自分は離れる事がない。写真集を見てくれる人はほとんどが元々ゆっきゅんのことを好きでいてくれるファンの方であるから、みんな優しい。決してそこに甘えず、世界最高を届けられるようにがんばっていきたいと思った。
 
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6/10
映画ゼミの発表が終わってありえない眠さに襲われる。気絶寸前、まるで男性アイドルと接触した後のような、心臓の緊張の長い持続が突然絶たれた時の眠さ。
 
6/11
おはようございます。二次審査、動画撮影の当日が来てしまった。昨日まで何をしようか色々と考えてはいたけど、言うセリフを結局当日の朝に書いた。自分の場合、言いたいことただ言うと重いなと思ったので演劇ぽい体を取ろうと思った。何をするかということは本当に迷っていて、来週が審査だったなら変わっていたと思う。参考にと思い昨年以前の動画を見てわかったのはすべきことではなく、自分がすべきでないことだった。
 
・つまらない過去を語って泣く
・謎の強気
キチガイアピール
・オタクアピール
・普通アピール
・無理をする 嘘をつく
・中途半端な不幸自慢
・セーラー服/スク水
・下手な絵
 
ほとんど「無理をする、嘘をつく」ということの具体例を挙げたようなものであって、オタクアピールはそれで生きていく覚悟が必要な感じがするし、スク水着るなら黒宮れいを超えなければいけない。こんなこと関係なく何やったってすごい人はすごいし、可愛い人は可愛いという魅力があるからすごい。自分はそうではないと分かっているので自分なりにできることを頑張らないといけなかった。あのツイートが予想以上に拡散されてしまってそういうお前は一体いかほどの事をやったんだと思われていると感じて怖いですが、気になる方は動画の再生回数が選考基準となるらしいので見てください。緊張した。
 
 
 
6/12
いちごの指輪を忘れてしまった
 
6/13
朝早く起きて準備をして家を出るべき時間になってよし行くぞと思って雨音に耳をすませて寝ていた。Twitterを見ていたら気が滅入ってくる、僕の場合外に出て音楽を聴けばだいたい解決する。部屋、とくにベッドには邪気が立ち込めているのだろうか。浜崎あゆみさんの歌を聴くとクゥーッとなって燃える。身も心もボロボロになっても走り続けることを選択してしまったあゆが「そうね私には幸せな結末など似合わないことも誰よりわかっている」と歌う。本当に大切な物以外全て捨てて、どうか世界で一番幸せになってくださいマジで。
 
YEBISU GARDEN CINEMAは駅の改札から遠い上に雨。「裸足の季節」を見に来た。舞台はトルコ、楽しい生活を送っていたのに古い慣習により家に閉じ込められることになった五人姉妹、花嫁修業を強いられて長女から結婚していく中、末っ子のラーレは逃亡を画策する。ラーレの強い意志(そして圧倒的知性!)、超かっこよかった。君は正しい。ラーレのように自分の力で自由を勝ち取るものばかりではないというのも事実であって、規範を受け入れて生きていかざるを得ない人、助けが必要な人、犠牲となる者、これらの存在も描かれる。どうして女性というだけでこんなに自由が奪われないといけないのか、悲しい。古く悪しき慣習を重んじる男性社会の象徴、5人姉妹の叔父はどこまでも最低な存在として存在し、彼からの逃亡は男性の支配する社会構造を蹴散らすことに他ならない。しかし、逃亡を手助けしてくれるのは優しい男性だった。さよなら男どもじゃない。こんにちは男たち、共に生きていきましょう。
 
音楽がよかったのでサントラほしい。
 
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