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テレーズそうですそうなのです

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敬愛している浜崎あゆみさんの歌詞には大切に思う他者に対して度々語られる言葉があります。それは「君は変わらずそのまま君でいてほしい」という事と「どうか君だけは僕のことをわかっていてほしい」ということです。かねてよりいささか贅沢な要望だなと思っていたのですが、だからこそ彼女は犬を7匹(?)も飼っているのだと最近納得しました。ワン!

 

2月後半見たものなど思いつくままに書いていく

 

2-26 キャロル 

以下、ネタバレとかは気にしてない

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映画「キャロル」。昨日ふと思い立って家を出て前情報なしで観に行きました、女性同士の恋愛ということも知らずに!舞台は1950年代ニューヨーク、クリスマスの季節。おもちゃ屋で働く写真家志望のテレーズ(ルーニー・マーラ)は娘へのプレゼントを買いに来たキャロル(ケイト・ブランシェット)に出会う。キャロルが店に忘れた手袋をテレーズが家に送り届けたことから交流がはじまり、二人は惹かれあっていく。

 

テレーズの、これはまさに初恋の映画なのだった。恋とは超越、それまでの自分の経験をはるかに超えた場所で出現してしまう決して抗えないもの。結婚を望む彼氏のリチャードはいるけれど、別に好きじゃないし。あの日から同性であるキャロルのことばかり考えてしまう。この恋は交流から芽生えたものではなく、おもちゃ屋にキャロルが現れたときに始まっていたものでした。こんなに一目惚れが伝わる撮り方ってあるんだね。

 

セリフが多いわけではなく、恋愛の映画だけど感情的にぶつかり合ったりするシーンもない。あっさりと見えるかもしれない。しかし二人の気持ちはさらっとなどしていない、たしかに心は震えていた。それは二人の瞳から見て取れること。どう考えてもテレーズはボロボロになったと推測するけれども振り返ってみれば彼女にとってきれいな思い出なのだろう。映像、50年代のファッション、音楽、そして俳優たちのどこを切り取ったって、上品で美しいものだった。

 

冒頭で現在→数か月前からの出来事→今(冒頭)、という構成。夜の街を映す こだわり抜かれたワンカットからレストランへ入ると、映画に招待されたような気持ちがする。食事をするキャロルとテレーズのやり取りや表情から二人の関係や過去を推し量ろうとしていると出会いのシーンへ移り、あれがこうしてそうしていろいろあって、ラストで冒頭のシーンへ戻ってきたとき、嗚呼映画の喜びよと思いまちた。冒頭では理解しきれない二人のあのような表情を深く読み取ることができるようになる幸福。良い。

 

同性愛を描く社会的な映画になっていないのもよかったし、出てくる男性がみんなどうでもいい感じで描かれててさよなら男どもって感じでウケた!サントラほしい、フライヤーのデザインが全部良い。

 

今はリリーのすべて見たい見たい症候群です

 

 

2-18、19、20 大森靖子さんのライブ

 

連日通いました。3日目のHMV&BOOKSの接触(好きなので本当に苦手)で言うことがないな困ったなと思ってたら順番がきて口がすべって「あ、あー、喋れない、あー、大丈夫だよって言ってください」って言ってしまって大森さんに「大丈夫だよ」って言わせて、接触終了後知らない洋書の本棚まで競歩してボロボロ泣くっていう愚行をしました。参ってたんだね。大森さんは愛の戦士、やさしい。愛してる.comは俺たちの歌だ。

 

www.youtube.com

 

今まで何度も東京を歌ってきた大森さんの新譜「TOKYO BLACK HOLE」が心底、心底、心底楽しみで仕方なくてそれまで幸せな時間を過ごす、何度も何度も何度も何度もって感じ。

 

2-27 ステレオテニスさんの個展「WHATEVER」@中目黒VOILLD

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個展に行くのは初めてだ~と思っていたらこのような個展ははじめてらしい。見てこれ、超かっこよくない!?!!!!???ニューヨーク、香港、インドへの旅行で得たインスピレーションから制作されたポスターたち。精度と量とセンス、かっこよすぎ。私は80年代のことはよく知らない私から見ても最高で、やはり自分の好きなことを究めてやりきってる人が一番かっこいいって思った(n回目)。

 

私はこの展示で完全にビビビビッときてしまって命がいきり立ち、ぬるいことをしてる場合じゃないなってなりました。超良いグッズだけを作りたいし、超良い自分でありたいし、超良い活動をしていきたい。さっきもオーディションに書類で落ちた連絡きて、ハイ私は自分でやるしかないですハイってなりました、がんばるよー!

 

 おしまい