自分

ゆっきゅんオフィシャルブログだよ

#ゆっきゅんミスiD2017日記 6/7-6/13

 
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↓これ二次審査の撮影前の顔がヤバめの自撮り、フリルが裏向きすぎて は?こっちを向いて好きだと言ってくれないと死んじゃうもんねという感じになってこの10秒後に僕とスタッフさん2人は両面テープでフリルを固定します。ありがとうございました。
 
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6/7 

詳細の書類が届く。緊張する。(ちなみに僕はどのステージも毎回ものすごく緊張するし不安) いま書類通過で今週二次審査でセミファイナリストの発表が来月なら今月は何をして過ごすんだろう 先は長い、できるだけ長く。
 
6/8
特集上映ロメールと女たち、「クレールの膝」を楽しめない。ひとたびフェミニズム的な視点を得ると、純粋には楽しめなくなる映画があり、それは構造の真理が見えるようになったというだけのことなのだが、しかしながら名作とされる映画には必ずどこかに評価され続ける理由があるのであって、拒絶で終わらせてしまうことには貧しさを感じるので、男性中心に描かれた映画の愉しみについてどう折り合いをつけていくかというのが今後の課題だ。対して男性の一人称で描かれない「海辺のポーリーヌ」は超面白いと思えたから、ロメールの問題ではなく、男性の一人称で自分優位に描かれることが男性優位の印象となり私に届いているだけなのかもしれない。
 

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海辺のポーリーヌ」はノルマンディーに避暑に訪れたポーリーヌといとこの美女マリオン、そして海辺で出会った男たちとの数日間の恋愛騒動を描く。記憶。
 
エリックロメール監督はバカンス映画ばかり撮っている。映画が夢であるなら、最も相応しいのはバカンスのロマンスではないか。夏休みが終わるように、夏の恋は終わる。海辺で始まる恋を安心して見られるのは、きっと終わりに向かうだけだと始めからわかっているからだよ。ああ、J-POPにも君の心にもたしかに「あの夏」がありましたね。中学生の夏休みの宿題です。あの夏から帰ってきた君の顔を忘れない。
 
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6/9
映画評論家の先生が写真集「夢じゃない」を購入してくださって、写真家と二人で感想を聞いた。生きづらさを表現しているのでもなく、ただ面白がってやっているわけでもないのが良いと言ってくれた。辛辣なことも結構言われたのが有難かった。僕は芸術家ではなく、作品と自分は離れる事がない。写真集を見てくれる人はほとんどが元々ゆっきゅんのことを好きでいてくれるファンの方であるから、みんな優しい。決してそこに甘えず、世界最高を届けられるようにがんばっていきたいと思った。
 
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6/10
映画ゼミの発表が終わってありえない眠さに襲われる。気絶寸前、まるで男性アイドルと接触した後のような、心臓の緊張の長い持続が突然絶たれた時の眠さ。
 
6/11
おはようございます。二次審査、動画撮影の当日が来てしまった。昨日まで何をしようか色々と考えてはいたけど、言うセリフを結局当日の朝に書いた。自分の場合、言いたいことただ言うと重いなと思ったので演劇ぽい体を取ろうと思った。何をするかということは本当に迷っていて、来週が審査だったなら変わっていたと思う。参考にと思い昨年以前の動画を見てわかったのはすべきことではなく、自分がすべきでないことだった。
 
・つまらない過去を語って泣く
・謎の強気
キチガイアピール
・オタクアピール
・普通アピール
・無理をする 嘘をつく
・中途半端な不幸自慢
・セーラー服/スク水
・下手な絵
 
ほとんど「無理をする、嘘をつく」ということの具体例を挙げたようなものであって、オタクアピールはそれで生きていく覚悟が必要な感じがするし、スク水着るなら黒宮れいを超えなければいけない。こんなこと関係なく何やったってすごい人はすごいし、可愛い人は可愛いという魅力があるからすごい。自分はそうではないと分かっているので自分なりにできることを頑張らないといけなかった。あのツイートが予想以上に拡散されてしまってそういうお前は一体いかほどの事をやったんだと思われていると感じて怖いですが、気になる方は動画の再生回数が選考基準となるらしいので見てください。緊張した。
 
 
 
6/12
いちごの指輪を忘れてしまった
 
6/13
朝早く起きて準備をして家を出るべき時間になってよし行くぞと思って雨音に耳をすませて寝ていた。Twitterを見ていたら気が滅入ってくる、僕の場合外に出て音楽を聴けばだいたい解決する。部屋、とくにベッドには邪気が立ち込めているのだろうか。浜崎あゆみさんの歌を聴くとクゥーッとなって燃える。身も心もボロボロになっても走り続けることを選択してしまったあゆが「そうね私には幸せな結末など似合わないことも誰よりわかっている」と歌う。本当に大切な物以外全て捨てて、どうか世界で一番幸せになってくださいマジで。
 
YEBISU GARDEN CINEMAは駅の改札から遠い上に雨。「裸足の季節」を見に来た。舞台はトルコ、楽しい生活を送っていたのに古い慣習により家に閉じ込められることになった五人姉妹、花嫁修業を強いられて長女から結婚していく中、末っ子のラーレは逃亡を画策する。ラーレの強い意志(そして圧倒的知性!)、超かっこよかった。君は正しい。ラーレのように自分の力で自由を勝ち取るものばかりではないというのも事実であって、規範を受け入れて生きていかざるを得ない人、助けが必要な人、犠牲となる者、これらの存在も描かれる。どうして女性というだけでこんなに自由が奪われないといけないのか、悲しい。古く悪しき慣習を重んじる男性社会の象徴、5人姉妹の叔父はどこまでも最低な存在として存在し、彼からの逃亡は男性の支配する社会構造を蹴散らすことに他ならない。しかし、逃亡を手助けしてくれるのは優しい男性だった。さよなら男どもじゃない。こんにちは男たち、共に生きていきましょう。
 
音楽がよかったのでサントラほしい。
 
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