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#ゆっきゅんミスiD2017日記 6/14-6/20

二次審査を終えてセミファイナリストの発表を待つだけの私の特にミスiD関連のことは何もなかった一週間の記録だ。しかも当日に書いてない。

 

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6/14

全然小説を読まずに21年生きてきてしまったなという思いがあり、後悔というわけではないし今から読めばいいのだが、子どもの頃児童文学に親しんでいた人って共通の世界に対する純粋さみたいなものがあると感じていて、当然僕にはないもので、それは読んでいたから身についたものではなく先天的にその心があるから親しんでいたということなのかもしれないけれども、なんだか少し憧れてしまうのだった。他人に憧れている場合ではないのに。恋愛小説の文庫本を購入した。

6/15

アルバイト先に届いたananの占い特集を読む。占いはトークテーマとして楽しむ/人生相談くらいに考えているのですぐ忘れる。10パターンくらいある占いをすべて試してみて、星座占いなどよりも生年月日を足したり引いたりして見づらい表で数字を導き出した占いのほうが、当たってると思える確率が高かったのは、少しでも手間をかけたからでしょうか。鏡リュウジの「日付+いま思い浮かぶ数字」という占いでは女神から”欲しいものは戦わずして得られない”というメッセージが届いた。ミスiDに応募したこと、女神にバレている。女神曰く今まさに攻め時だそうですので、がんばらせてください

6/16

友人のペニスアーティスト、増田ぴろよさんとともに別冊根本宗子 第5号「バー公演じゃないです。」を見に行った。根本さんの演劇は、ぼくたちの身に覚えのある笑えない話をエンターテインメントに昇華してくれるのがすごいところだ。今回の公演だって何度も声を出して笑ったけれど、あ、これ、笑えな…ハ、ハハともなった。時が経ち、環境が変わり、それでもつきまとってくるのは自分の罪の記憶。誰に何を言われなくても自分のことを許さない(と思い込んでいる)人物が自分を嘲笑う姿が、自分よりも輝いている姿が目に浮かんでしまう。自分の過去が他人の人生に影響を与えている、あいつは今も自分の事を考えているなどと思うのは、全く自意識過剰である。ひどく共感する。ずっと苦しめられてきた主人公は、遠い記憶からどんどん離れて自分の中で作り上げられたその人物に謝りたいと望む。何のためかといえば自分のためだ。そうだ、謝罪はいつだって自分を許すための行動であった。結局その人物は自分の想像でしかなく、現実とはまるで異なるものということが発覚し、笑えるラストが待っていた。ありがとうございました。

6/17

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ファンレターなんて書いた事がない。読む専門だった。読むのは大好きです、全て保管しています、読み返しています、いつもありがとう。しかし自分のことを知らない人に向けてその人への思いを書くということ、それは手紙に記した言葉でしか自分を知られ得ないということ。この度相手は子どもですから、ポエムを書いても仕方がありません。ていうか体育しか好きじゃない小4が読める漢字って一体どこまで?なにも書けないまま、ドトールは閉店時間を迎えていた。

6/18

応援させていただいている男の子たちの大事なライブが開催されるので早起きして渋谷へ。小学生を見て可愛いと言っている地点は安全で、かっこいいと思いだしたら試合開始。全敗のぼくを笑い飛ばしてください。ところで、歌って踊る男の子たちを応援するのは自分にとって愛のレッスンである。昨年、ある若手俳優に執着し、理想像を作って自分と重ね、狂った夢を見ていた。その夢が現実ではないということに気づいたとき、心は崩れた。あまりにも勝手だった。幻滅という心の反応はもうしたくないの(実は超楽しいけど…)。はあ、本当に好きだったのは君自身ではなく、自分の中の君でした。大変失礼いたしました。そんなわけでぼくは今後、人が、その人自身であることを、そのまま応援するということをしていきたい。自分以外への愛の存在があるか、あるいは生まれていくのか。しかしながらその対象がアイドルでしかないという点が、ぼくの弱さなのでした。ライブは一挙一動が最高でした。

6/19

理性がない。理性がない。昨日のライブに出ていて初めて見て好きになってしまった別のグループのイベントがあり、疲れたし寝坊するだろうし軽率すぎるから行かないと思っていたのに間に合う時間に起きてしまったぼく、千葉県に到着していた。中学二年生、男の別れ道に立った美しい君は「右の前の方で見てくれてましたよね」と言った。まさか、ぼくが金髪にした意味はここにあったのか。金髪であること自体が認知厨のようで恥ずかしい気持ちになったが、ありがたくひれ伏した。写真を撮るとき、どうかハートマークを作らないでほしい、心臓を象らないでほしい、やめて、人類皆の心拍が止まる。

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先週ミスiD審査で緊張していたから、大事な箍が外れてしまったような今週、解放にもほどがある週末。ありあまる生命力をもって、ベッド・インさんのワンマン○おギグへ向かった。ベッド・インさんはすげえ躁の力がある。全ての発言が面白い。かっこいい音しか鳴らさない。かっこよすぎる。誰よりも本人たちが楽しくてやっているというのが最高。何年も活動をしていらっしゃるのに、ぼくの大好きな「期間限定スペシャルユニット感」が永遠に持続している。幸せ。いつか共演できるようにがんばりたい。

6/20

浜崎あゆみさんの新曲『FLOWER』のMV Short versionが公開されていた。「目を閉じて浮かんだのは これまでの歩んだ道」という歌い出しに痺れる。まじか、J-POPにおいて目を閉じて浮かぶのは愛する君の姿じゃねえのかよ。これは私の体感でしかないが、浜崎さんの書く詞に確かな体温を感じるのは自分を語るときだけだ。君への思いを語るよりも、自己をひたすらに内省するとき、彼女の言葉は宝石になる。君=僕の場合もかなりあるので要注意。「花になって棘を持って枯れて散って朽ち果てたい 拾わないで離れてって忘れてって」「鳥になって風に乗ってあの場所を目指したい 痛みもない愛もない向こう側へ」と、サビで歌われる叫びを聞いて、ついに死にたいが出た、と思った。浜崎さんが限界なんてとっくに超えていること、それでも死なない、死ねないことを僕たちは知っている。浜崎さんのことを思うと語りが祈りに近づいてしまうね。今日も美しくてかっこいいです。

 

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