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ゆっきゅんが選んだミスiDソング10

ミスiDとなんだか共鳴を感じる10曲を勝手に選びました、もともと大好きな歌です。長くなってしまいましたがいい曲ばかりなのでぜひ読んで聞いてください。

 

私のすごい方法 / 松浦亜弥

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ミスiDはアイドルオーディションだけど、こういう人を探しているというのがないと思う。過去にミスiDになった人、のような人を求めて続けられているオーディションではない。「新しい時代にふさわしいまだ見たことのない女の子」を探すのだから、誰かのようにやったって、すぐにバレる。審査員はめちゃくちゃシビア。むしろ、自分だけの道を進んでいる(しかできない)女の子を肯定していくオーディションがミスiDなんだと信じてる。

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「私のすごい方法」は松浦亜弥さんの1stアルバム『ファーストKISS』に収録されている楽曲。アイドルだとか女子高生だとか大勢の中のひとりにされてしまって、今自分がここにいることは叫ばないと誰も気づいてくれない。その叫びの集合がミスiDだから、たとえば自己PR動画をたくさん見るのは、疲れる。つんくさんは「私の人生は私のもの」というメッセージを何度も書いてくれていて、まさにこの曲がそれ。まだ若いけど人生を自分なりに生きてきて、経験してきたことひとつひとつを大切にして、私なりのすごい方法を見つけて人生を進んでいきたいってことだよ。だって、私の人生だもん。ほぼ歌詞の引用になってしまった。迷ってグラついてきたら心を落ち着かせてこの歌を聴きます。

 

SURREAL

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イントロ聴くだけで、人生で一番好きだよー!ってちゃんと考えずに言いたくなります。浜崎あゆみさんが好きです。「背負う覚悟の分だけ 可能性を手にしてる」ミスiDの応募はものすごく気軽にできるので、人前に出るという覚悟、続けていく覚悟がなくたって参加できるけど、覚悟がある人しか残っていけないと思う、Twitterなら話は別だが。「どこにもない場所で 私は私のままで立ってるよ ねえ君は君のままでいてね いつまでも君でいてほしい」とラストサビ 崖で一人、あゆは叫ぶ。どれだけ探したって私たちには居場所なんてないもので、そこの女の子、あってないような言葉の中に入れたとてなんの安心も得られないだろう。浜崎さんの歌をこういう歌を聴くと「クゥ~」となって、自分も自分なりのそんな孤独に立ちたいって思う。15年以上この歌を歌っていられる強さよ。無人島に持っていくCDって聞かれたら困るけど無人島に持っていきたい1曲ならこれだな、PVごっこもできる。

 

隣人に光が差すとき / 安藤裕子

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自分よりかわいい娘は、いるよね。面白い人も、いくらでもいる。ライバルいやライバルともいえない私の勝手な憧れと劣等感。あの人の輝きには到底追いつけないだろうし、あの光が私に差すことはきっとないのだろうと絶望する、途方に暮れる。他人の輝く姿と自分のやるせなさで心がぽきっとおれてしまいそうなときに聴いていた。「アナタニナリタイコレジャタリナイ」追いかけてるだけじゃ、ダメだったみたい。

 

誰でもロンリー / YUKI

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「楽しそうに笑って誰でもロンリー」というキャッチーなフレーズがこの曲のすべて。いつも楽しそうなあの子だって笑顔のアイドルだって誰だってそれぞれの孤独を抱えて生きているということが、ダンスチューンとしてできるだけフラットにうたわれている。ロンリーってことが、悲しみとして描かれない。アイドルは奈落から這い上がるし、Shall we dance?はめまいが大前提で、ダンシングクイーンはダサい。大切なものもわかりやすくかたどられてしまうけれど、もっと曖昧なところに本当があるってこと。しっちゃかめっちゃかな現実を肯定する愛を感じる。一筋縄でいかないこの世界を時に踊って生きていくしなやかに強くやさしいうた。奈落から這い上がったあなたは誰かのアイドル。

 

人は歌をうたいます / 未映子 

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今は文筆家として活動する川上未映子さんの歌手時代の名盤『頭の中の世界と結婚』から「人は歌をうたいます」。動画がないけどApple MusicとかiTunesには入ってるみたいだから聴いてみてね。「儚いから生きるのよ 叫ぶのよ 歌うのよ 映すのよ 求めるの 歌うのよ」って歌詞があって、ああ人間のこの、感情に基づいてる行動なんてどれも儚くてそのどれもがまるでアイドルのようにも思えてくる。「そしてあなたはあなたの声であなたの歌を歌うのよ そしてあなたはあなたの声であなたの歌を生きるのよ」言うまでもないですが歌だけの話ではなくあなたの人生をあなた自身の生き方で生きるのよということで、この歌もミスiDです。

 

主演の女 / 椎名林檎

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動画は4分くらいから。

 

「隣人に光が差すとき」のアンサーソングかな?激マブオンナが誰にも立てないステージの上で誇り高く歌っている。去年自分が作った写真集の、ウェディングドレスの撮影に向かうときずっとこれをゆっきゅんの歌だ…って聴いて来ましたってデザイナーに言われた思い出がある、おこがましいけど。鼓舞するときに聴きます。私のすごい方法をもう手に入れた人が歌える強い歌。どのフレーズも最高なんだけどやっぱり最後の「何故ならほら人生の主役はあたし」からの「最優秀賞受賞」というのが痺れる。自分の最優秀賞、受賞させ続けられる人生送りたい。

 

 

---ここから傾向が変わります---

 

 

愛してる.com / 大森靖子

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ミスiDへというよりも、アイドルを推すときの気持ち、これですよね。「君のおススメに面白いものはひとつもなかった」とはじめて聞いたとき、あーーーーとうとう言ってしまった!!!!!!!!シーーッ!!!それ!ひみつにしてたのに!!!!!!!って叫んだ。アイドルの私服はダサくて、ブログはおもしろくなくて、そういうのが最高だよね。キラキラした目でつまんない話一生してほしい。自分と交わらないから。

 

世界で一番孤独なLover / 乃木坂46

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ぼくの理想のラブソングは世界で一番孤独なLoverとパーフェクトスターパーフェクトスタイルかな、って言ったら友達に幸せになることを諦めないでいいと思うって言われました。もしも自分が黒宮れいちゃんにガチ恋しているオタクだったとしたら、このくらいのポエムや妄想を毎秒爆音で自分の中だけで響かせる姿勢で生きていたいなって思って選びました。「そんなに優しい言葉を口にしないで いつだってクールなあなたらしくない」「もっと冷たい孤独をくれればいい」とか言いたいですね。あと「どんな多くの人にそれなりに愛されるよりもたったひとりの大事な人に愛されたかった」をアイドルが歌うことの妙、こういうのはたまらないです。

 

 

This is Love / 宇多田ヒカル

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告白になりますが、ぼくは予期せぬ愛に自由奪われたいです。そういった方法で推しを見つけたいとは思いませんか?一目でわかったの、そうライブの一曲目でもうわかるんです、もう戻れない。とっくに自由は奪われている。イントロは愛の血流が始まったゴングのようなものです。オタクの歌として聞くには断片的なことしか言えないですが「もう済んだことと決めつけて損したことあなたにもありませんか?」の部分は他界への後悔のようにも聞こえるのであった。

 

 

・痛いよ / 清竜人

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・ひさつねあゆみさん(説明省きます)

・ちなみにゆっきゅんがこれを歌うと、セクシーです

 

 

 

総論

自分なりの生き方を肯定してくれるオーディションという見方でミスiDを意識したのですが、だんだん、「生き方を他人に評価されるって何事であろうか」という気持ちになってきました。