自分

ゆっきゅんオフィシャルブログだよ

生誕があるの5/26


5/26(木) 阿佐ヶ谷ロフト
ゆっきゅんと増田ぴろよの可愛さと可哀想さで少しだけ阿佐ヶ谷が変えられたらいいのに。Vol.2〜ゆっきゅん聖誕祭〜
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出演 ゆっきゅん♡増田ぴろよ♡根本宗子♡川畑usi智史
開場19:00開演20:00
前売¥2000 当日¥2300
チケットe+もうすぐ発売


やっと告知解禁、5/26誕生日当日のド平日にお誕生日会やります。2014年の秋冬はロフトプラスワンや阿佐ヶ谷ロフトに通いながら「再来年には僕もここで生誕とかできるようになりたい」って思ってたので嬉しいことだ!

出演は僕とペニスアーティスト増田ぴろよさん、ゲストは劇作家の根本宗子さんとプロドラマーでex.大森靖子&THEピンクトカレフの川畑usi智史さん。12/7と全く同じだね。面白い人しかいないから、面白いイベントになります。

内容は今のところ、ぴろよ脚本のゆっきゅんの演劇?とぴろよさんが作詞した歌のライブとリアルmen's品評会、あとベッキーとは何だったのか などという感じで、まだ決まってません…

ぴろよさんのツイートを引用↓

やりたい🌝
・ゆっきゅんクイズ
ベッキー問題総評
・リアルmen's品評会
・告発
秋元康の歌詞朗読
・弾き語り

とのことで、特に生誕祭みはないですが、楽しそうだね。僕の21歳を話し合ったりしたいなー、あと秋元先生の歌を歌いたい。男の品評会では、あの坊やを推薦&批評するしかないかなあ…。楽しみ。


ゆっきゅんは何をやってる人なの?って思ってる人が多いと思う。最近は写真集を作ったりZINEだったり、そういう印象が強い人の方が多いと思うんだけど 2014年の夏からライブを始めて、最低月1くらいでは続けて 今年の1月からしていなかったのはちょっと一旦考えたいみたいなのがあって。ライブはどこ行ってもアウェイだけど毎回超楽しくて。でも自分の曲がないことが恥ずかしい(工藤静香山口百恵中島みゆきソニンなどを歌っていたよ)とか、アイドルなのかそうじゃないのかとか、やりたいことと求められてることとかで このまま続けていいのかなあーという気持ちになった。そして暇な2、3月に色々と考えて、結果、自分の歌が歌いたい 僕はステージに立つのがやはり好きでステージからファンの方の顔を見るのが好きだ…、という結論になりました。もっと生でみんなに伝えたい。

ずーっとオリジナル曲を作らなかったのは自分自身のイメージがはっきりとしてないから何を歌っていいかわからないというのがあった。セルフプロデュースだからこそ自信を持ってできることしかできないから、できなかった。けど今ならやっと歌える歌いたいと思い、増田ぴろよさんに作詞をお願いして 前から作りますと言ってくれていた工藤ちゃんに作曲をお願いしました。

だから、5月は僕のリスタートです。これからもっと曲も増やして頑張りたいのに6月からの予定がゼロで焦るけどとりあえず生誕きてくださいね!21歳!

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♡生誕グッズも作ってるよ♡
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フルグラフィックTシャツとかステッカーとかの予定!


おわり

2016-5-3



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立派。仲良し(だよね…)ぱいぱいでか美さんと掟ポルシェさんの生誕祭に行かせてもらいました。お誕生日おめでとうございます。愛されてるのが伝わる素敵な生誕で僕も頑張ろうってなった。でか美ちゃんは僕が金髪にした翌日に「色が落ちる前に会いに来たよ」とわざわざイベントに来てチェキを撮ってくれた金髪フリークだから今日も「最高」と言ってくれた。みてよこの不運なチェキ

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全然違う話をするね


物事にはそれ自体とその上にあるもの(中とも奥とも言えるかもしれないけど僕の感覚では上、浮遊している)があって、その浮遊しているものを見られる人感じられる人とそうでない人がいる。オーラのようなもの。ぼくはわりと そうでない人。でもそれを感じ取れる人とそうでない人の区別はつくくらい。

ぼくは芸術や文化を享受して生きていて、それなしでは生きていけないよ無理という感じだけど見ているもの 自分に見えているものは表層にすぎないんじゃないかという不安がある。例えば歴史を学んで 先人の論を理解すればある程度の指摘はできるようになるだろうし、それもまた重要だと思うけども もっと感覚の話。言語化されていない力の働きとか、その作品がもつバイオリズムみたいなのを自分の心で感じ取りたいって、いま思う。

今日借りた映画
こわれゆく女
あこがれ/大人はわかってくれない
GWだから 愛のむきだし

借りた映画見れない節あるから全部みれるようにここに書いておいた。

【予定】
5/8 祝ふりま
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このワンピース売りたい
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5/13 工藤ちゃん生誕
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オリジナル曲の業がパナい(T_T)

5/26 ゆっきゅん生誕阿佐ヶ谷ロフト
ゲストなど明日発表!


おわり

可愛いください



映画監督ジョン・カサヴェテスのインタビューを訳して、フランス語で作文をして(部分冠詞?とか全然わかんない)、そのあとは予定を決めていなかったんだけど ただ授業後に家に帰るという選択がいつもできないぼくはそのまま原宿へ歩く。

marienkaferで〜6日まで開催されているAPOLIAさんとDrink meさんの展示「全部透明になればいい」へ行った
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Drink meのマッドアリスなエプロンを試着、かわいいブラウスはmarienkafer。焦げ跡メイド。銃の持ち方がわからなかったので銃の持ち方がわかりませんと言ったら貴族だねと言われオホホ、結局わからなかった。銃も持てないのでこれからも素手ゴロでタイマン張るしかないです。
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社会への明らかな戦意、ともすれば殺意を感じる素晴らしい展示でした。偶然作家さんお二人とも在廊してらしてお話もできて楽しかった、熱いよね、かっこいいです。


そのあと、今日は精神以外ロリータキメてないから無礼かと思いつつ抗えず 大好きなInnocent Worldへ。

ぼくは色ならグレーが好きで一番落ち着くと感じる。ロリータファッションには当然グレーって取り入れられないもので、あればいいのにと思うことすらないくらいだったけどInnocent Worldは最近ちょくちょくグレーのワンピースやスカートが出るようになっていて超可愛くてこれはぼくが着るしかないのかもしれない…俺得沸いた…と思っていた。そんなこと言っておきながら、制服のようなグレーのワンピースを買わずにいたら店頭もネットも売り切れていて撃沈 失くして初めて気づいただなんて聞き飽きたかもねという浜崎あゆみReal meモードに入りました。諦めきれず店員さんを問い詰めたら、ネットショップであと数日で自動キャンセルになるかもしれない未入金の取り置きが一件ありますとのことでした。これを読んだ人は未入金キャンセルを全員祈ってください。

ところでInnocent World原宿店が好き。お洋服、空間、音楽、店員さん。気位の高いお嬢様(裏庭に森あるレベ)のピアノの発表会衣装を選ぶ気持ちになる。ここを生きる場所としたい、ケバブの喧騒から遊離した7Fにあるというのも現実離れしてて好き。ケバブの喧騒とは一体何。
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WALL、the Virgin Mary、DAISYのポップアップショップ、PARCOにも行って3、4時間歩いたのと可愛いの過剰摂取でさっきまで寝てた。おはよ!今日はサイタマノラッパー2を見て寝ます。



ぜひ会いに来ておくれ
《5月のきゅんきゅん現場》
5/8 祝ふりま♡
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祝茉莉ちゃん主催のフリマに参加します。古着とかグッズとか個展の写真(パネル)とか新作生写真とか。ぜひ来てください

5/13 工藤ちゃん生誕
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4ヶ月ぶりにライブをすることになりましてやっとオリジナル曲を作ることになりまして。2年前に初めて ライブをしないかと誘ってくれた工藤ちゃんの生誕で初披露します。

5/26 ゆっきゅん生誕祭@阿佐ヶ谷
楽しませるので来て来て来てください。



ジェジェジェジェンダーレス



当たり前の話をします。

「君みたいなかわいいファッションを楽しむ男の子が増えてきてるけど、源流は誰なんですか」というような質問をされた。ジェンダーレス男子の話だね。

この人が、というのはこれまでもこれからも特にないと思います。男性にかわいいファッションが流行っていると言うと少し語弊があると思うし、いつか終わってしまう一時のブームであってはならない。なぜならぼくは誰かのファッションを真似してこうしてフリルのブラウスを着ているわけではないから。ジェンダーに縛られることなく自分らしく生きるということが 以前よりも受け入れられやすくなってきて、その結果かわいい服を着たい男の子たちが自分の好きな服を着るようになったり、メイクをするようになったりしている。誰かが源流となって「あの人になりたい」というわけではなくて、男性の身なりにも自分らしさがやっと尊重されだした、ということだと思います。

みなさんご存知の通りジェンダーというものがあります。社会に求められる性的役割のことです。男は仕事、女は家庭、男の子なんだから、女の子なんだから、それらはすべてジェンダーバイアスです。ぼくが幼い頃から好んできたものは男性が好むとされているものではありませんでした。だからオカマ扱いされたり、お前なんか男じゃないと同級生に言われたりしていました。それでもぼくは自分じゃない男らしさを着ようとはしなかったし自分を殺すことはしませんでした。だからワンピースとか、着ちゃうよ。似合うし。

ジェンダーレス男子はファッションの流行ではなく そのまま 男性の 男性らしさからの解放運動になってくれるといいなと思っています。というか、なると思う。ジェンダーレス男子が流行るということは、これまで着られなかった(着てはいけないと思っていた)服を着られる男の子が増えていくということ、最高だよね。

少しずつ、少しずつ、好きなものを好きと言いやすい時代になってきているのだと思うから みんな何でも飛び越えて生きていけるようになったらいいよね。まだ彼らは珍しい存在なのでジェンダーレス男子 とひとくくりにされているけど、1番カテゴライズされるべきでない人たちだと思うし全員ジェンダーレス人間になればいいと思っているからいつかはジェンダーレス男子って言葉も消えるといいな。

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ジェンダーレス男子のブームに特に乗っかってないしジェンダーレス男子を名乗る気もないゆっきゅんが失礼しました。

純喫茶と川上未映子

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おい 知ってるか 俺は老舗純喫茶かタイ料理屋しか行かねえ。って言おうと思ったんだけど昨日深夜に一人でジョナサン行った(ドリンクバーでメロンソーダ飲むに決まってる)こと思い出したから言わないでおく。でも打ち合わせのとき、久しぶりに友達と会うときは絶対にかわいい純喫茶、いつもの友達ならタイ料理屋 渋谷THAI GARDEN。

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今日は大学受験で東京に来ているお友達と上野の純喫茶 ギャランへGO。僕は純喫茶やフルーツパーラーのこのディスプレイが大好き、食品サンプル、イミテーションが大好き、その中にクリームソーダがあるかないかっていうのも大変に重要。

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看板キラキラで二階に上がるのドキドキするね。店に入ると♪雨が踊るバスストップと聴こえる、ここはきっとテン年代なんかじゃない。昔の映画で見た黒いソファーと黒い低めのテーブル、シャンデリア、観葉植物、年齢層の高さ!ところで純喫茶が好きだけれども僕はコーヒーを滅多に飲まないし温かい飲み物を選ばないのでいつもクリームソーダかアイスロイヤルミルクティー。今日はクリームソーダを頼んだらお皿に乗って出してくれたの。それが普通だったっけ?お料理かよ☺️と思ってなんだか嬉しい、しウケる。音楽はいわゆる昭和歌謡かと思ったら五輪真弓の後にTRFなどが流れていて、あと一歩でつんくさんという所。

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この写メールの説明をするぞ。まず今日はかわいい服装をしてきて、かわいい喫茶店に行くつもりだった。通された席は偶然にもギラギラしている、そう、僕の得意なSEXY攻めの表情が活きる場所だ。しかし背景に反して服装とアイテム(クリームソーダ)がかわいい、よって齟齬が生じ、表情も中途半端になりこのザマである。反省を踏まえて次回は下の画像の服で行きたいが、席が同じである可能性の、低さ。すなわち人生は一度きりだから、一瞬一瞬に命かけていかないといけないんだからね!という話だ

新春シャンソンショー
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その後、一人で川上未映子さんとイーユンリーさんのトークセッションへ向かった。世界各国で著作が翻訳、つまり本来とは異なった言葉で出版されているお二人の「小説のVoiceはどこまで届くか」というテーマでの講演。川上未映子さんが芥川賞を受賞して、僕は中学の教室で乳と卵を読んでいた。未映子さんの言葉のリズム、言語感覚、繊細さ、哲学的問いが含まれているところが好きでその後も小説やエッセイなど読んでいたけどお目にかかるのは初めて。文章から感じていた通り 物凄く、全事象に誠実な方という印象を受けました。

今日書いた字
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未映子さんは樋口一葉たけくらべの現代語訳をなさっている。ご自身の文章とも比較される極端に句点の少ない言葉の連なりを現代の日本語に訳していく中で、文体とは「です・ます」などのことではなく テキスト全体の持つバイオリズムであると気づいたそう。また 文章のVoiceとは名指しも分析も不可能で、言語化もできない、体験しかできないものなのだと言います。これをお二人の朗読で体感することが出来て本当に嬉しかった。そして翻訳をするときには結局 自分が読んだもの、本そのものというよりも読みとったものを信じるしかないのだと。僕はあまり読書を大量にしてきたわけではないけど、この話を聞けてよかったと思った。例えば本を読んで人にそれを話すのを一種の翻訳として、それが本でも映画でも音楽でも 自分の感じたことを信じて伝えるしかないということだ。辞書じゃなくて、Wikipediaじゃなくて。




という感じで今日はとても有意義だった、明日は朝から撮影!おやすみなさい


おわり

下妻撮影前夜

 
2015年10月25日、映画下妻物語聖地巡礼撮影の朝にカメラマンとスタイリストとデザイナーに送りつけた文章を修正したものです
 

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小学三年生9さいになった初夏、人生開始。ある朝、ズームインにて下妻物語という映画が紹介された。ロリータファッションの深田恭子と特攻服のヤンキー土屋アンナの友情物語。ロリータ、という言葉自体知らなかったけれども一目見ただけで「これはぼくが見に行かないといけないものだ」ということがわかった。それまで映画といえばポケモンの映画(ポケモンは全然知らない)や踊る大捜査線(レインボーブリッジ封鎖できない)くらいしか見たことなかったし、自分の意思で映画を見たいと思ったことはなかった。「下妻物語っていうのが見たい」と母親にしつこく言い続けて一週間くらい経った頃だっただろうか、小学校から帰った平日の夜、母親は岡山駅の近くの映画館にぼくを連れて行ってくれた。芸術を前にドキドキしたのも、初めてだった。映画が始まると、ああ、まさかこれはきっと僕が求めていた僕の知らない最高の世界。こんなに楽しくてかわいくて面白いものが、あったんだ。深キョン深キョン!ヤクザが小指切るシーンで母親は僕の目を押さえたけれど、指の隙間から全て見えていたよ。上映後パンフレットを買ってもらって、その日のうちに隅から隅まで読んだ。胸のドキドキはずーっと、ずっとずっとずっと収まらなかった。

 
それから毎日、下妻物語のホームページを見た。嶽本野ばらさんの原作を読んで、漫画版を読んだ。この世界を作った人のことをもっと知りたくて。大好きなインターネットは、出演者のこと、監督のこと、野ばらちゃんのこと、BABY,THE STARS SHINE BRIGHTのお洋服のことをなんでも教えてくれた。気がつけば、僕は放課後 毎日PCに向かってBABYのフリフリのお洋服とそれを着た女の子の絵を描く暮らしをスタートさせていた。オシャレには大して興味がなかった、ファッションのことはわからない、ただロリータのお洋服が好きで好きで仕方なかった。このときめきは何年も続いて、結局 今だって。
 
ロリータの世界の美しさを1から10まで教えてくれたのは嶽本野ばら先生、今思えば彼が男性であるということは当時の自分にとって救いであったのかもしれない。未就学児時代 戦いとカブトムシと新幹線には興味がなくプレゼントにはシルバニアファミリーを頼んだし、小学生時代は二重跳びも逆上がりもドッジボールも「やる必要がない」と思って学校の図書館でわざわざ県立図書館で借りた野ばらちゃんの本を読んだ。可愛いものが好きな男の子は、僕だけじゃないのだ!だけどあの頃 フリルレースリボンは自分の服ではないと思っていたし、着てはいけないんだと当たり前のように思ってもいた。
 

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時は流れてセブンティーン、高校の学園祭でクラスで下妻物語の劇をすることになった、というか、させた。脚本(30分くらいしないといけなかった)、演出、総監督、磯部様役が僕。自分の中で最も大切な作品を再現するのだから、気合が違った。準備は自分だけが必死で大変だったけれど、この物語が僕を救ってくれるのでした。楽しかった。高校時代一番の思い出。自分がやりたいことに人を付き合わせるというのを僕はこうしてずっとやってる。💃
 
桃子が、下妻物語が私に教えてくれたことは、なに。ロリータの可愛さか、あるいはロココの愉しみか。いいえ何よりも、自分の流儀を持って生きることの美しさでしょう。桃子の孤独に生きる意志が、私の今までとこれからを照らし続けてくれるのです。たとえそれがときに強がりであっても、自分の道をゆくことの、美しさ。信念貫くハロプロ魂か。
 

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上京後 ロリータを自分も着られるという事実を発見。私もあの世界に入ってもいいんだ。似合ってる、かわいい、うれしい、うれしい、今だ、行かなくちゃだ。
 
今帰らないといけない場所、下妻で 懐かしくって新しいゆっきゅんと出会いましょう。心の中の桃子とイチゴに会いに行きましょう。愛を込めて。♥️

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テレーズそうですそうなのです

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敬愛している浜崎あゆみさんの歌詞には大切に思う他者に対して度々語られる言葉があります。それは「君は変わらずそのまま君でいてほしい」という事と「どうか君だけは僕のことをわかっていてほしい」ということです。かねてよりいささか贅沢な要望だなと思っていたのですが、だからこそ彼女は犬を7匹(?)も飼っているのだと最近納得しました。ワン!

 

2月後半見たものなど思いつくままに書いていく

 

2-26 キャロル 

以下、ネタバレとかは気にしてない

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映画「キャロル」。昨日ふと思い立って家を出て前情報なしで観に行きました、女性同士の恋愛ということも知らずに!舞台は1950年代ニューヨーク、クリスマスの季節。おもちゃ屋で働く写真家志望のテレーズ(ルーニー・マーラ)は娘へのプレゼントを買いに来たキャロル(ケイト・ブランシェット)に出会う。キャロルが店に忘れた手袋をテレーズが家に送り届けたことから交流がはじまり、二人は惹かれあっていく。

 

テレーズの、これはまさに初恋の映画なのだった。恋とは超越、それまでの自分の経験をはるかに超えた場所で出現してしまう決して抗えないもの。結婚を望む彼氏のリチャードはいるけれど、別に好きじゃないし。あの日から同性であるキャロルのことばかり考えてしまう。この恋は交流から芽生えたものではなく、おもちゃ屋にキャロルが現れたときに始まっていたものでした。こんなに一目惚れが伝わる撮り方ってあるんだね。

 

セリフが多いわけではなく、恋愛の映画だけど感情的にぶつかり合ったりするシーンもない。あっさりと見えるかもしれない。しかし二人の気持ちはさらっとなどしていない、たしかに心は震えていた。それは二人の瞳から見て取れること。どう考えてもテレーズはボロボロになったと推測するけれども振り返ってみれば彼女にとってきれいな思い出なのだろう。映像、50年代のファッション、音楽、そして俳優たちのどこを切り取ったって、上品で美しいものだった。

 

冒頭で現在→数か月前からの出来事→今(冒頭)、という構成。夜の街を映す こだわり抜かれたワンカットからレストランへ入ると、映画に招待されたような気持ちがする。食事をするキャロルとテレーズのやり取りや表情から二人の関係や過去を推し量ろうとしていると出会いのシーンへ移り、あれがこうしてそうしていろいろあって、ラストで冒頭のシーンへ戻ってきたとき、嗚呼映画の喜びよと思いまちた。冒頭では理解しきれない二人のあのような表情を深く読み取ることができるようになる幸福。良い。

 

同性愛を描く社会的な映画になっていないのもよかったし、出てくる男性がみんなどうでもいい感じで描かれててさよなら男どもって感じでウケた!サントラほしい、フライヤーのデザインが全部良い。

 

今はリリーのすべて見たい見たい症候群です

 

 

2-18、19、20 大森靖子さんのライブ

 

連日通いました。3日目のHMV&BOOKSの接触(好きなので本当に苦手)で言うことがないな困ったなと思ってたら順番がきて口がすべって「あ、あー、喋れない、あー、大丈夫だよって言ってください」って言ってしまって大森さんに「大丈夫だよ」って言わせて、接触終了後知らない洋書の本棚まで競歩してボロボロ泣くっていう愚行をしました。参ってたんだね。大森さんは愛の戦士、やさしい。愛してる.comは俺たちの歌だ。

 

www.youtube.com

 

今まで何度も東京を歌ってきた大森さんの新譜「TOKYO BLACK HOLE」が心底、心底、心底楽しみで仕方なくてそれまで幸せな時間を過ごす、何度も何度も何度も何度もって感じ。

 

2-27 ステレオテニスさんの個展「WHATEVER」@中目黒VOILLD

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個展に行くのは初めてだ~と思っていたらこのような個展ははじめてらしい。見てこれ、超かっこよくない!?!!!!???ニューヨーク、香港、インドへの旅行で得たインスピレーションから制作されたポスターたち。精度と量とセンス、かっこよすぎ。私は80年代のことはよく知らない私から見ても最高で、やはり自分の好きなことを究めてやりきってる人が一番かっこいいって思った(n回目)。

 

私はこの展示で完全にビビビビッときてしまって命がいきり立ち、ぬるいことをしてる場合じゃないなってなりました。超良いグッズだけを作りたいし、超良い自分でありたいし、超良い活動をしていきたい。さっきもオーディションに書類で落ちた連絡きて、ハイ私は自分でやるしかないですハイってなりました、がんばるよー!

 

 おしまい